こんにちは。くりいむぱんだです。
突然ですが、これを読んでいるあなたは今、親知らずが生えていますか?
親知らずが生えていても特に気にならないし、抜歯するのは痛いし怖いからという理由で、放置している方も案外多いのではないでしょうか?
そんな私も、もともとは親知らずが生えていて、特に不便にも感じていなかったのでそのまま数年間は何もしないでいました。ですが、あるトラブルをきっかけに抜歯してみると、案外抜歯の痛みはなく得られた効果もたくさんあり、抜歯をして良かったと思っています。
今回は「私の親知らず抜歯の治療の経過」や「私が親知らずを抜歯して良かったと感じたこと」について紹介していきたいと思います。
親知らずの抜歯を考えたきっかけはあるトラブルから・・・
私にはもともと、10代後半頃から下側の左右両方ともに、気付いたら親知らずがありましたが、特にトラブルなどなく過ごしていたので気にしていませんでした。でも20代後半に入った頃くらいから、夜勤明けの体が疲れている時などに歯が痛くなったり頭痛が出るようになったんです!
最初は虫歯かなと思っていましたが、ゆっくり休んで疲れがとれると痛みもいつの間にか無くなっていたので、どうやら虫歯ではないようでした。痛みの原因は何なんだろう?といろいろ調べていたところ、親知らずが原因なのではないかと思いはじめました。
親知らずは疲れが溜まっている時や、体が弱って免疫力が低下している時などに痛みが出やすいようです。
親知らずを抜歯することを決意
歯を抜くということには恐怖心もありましたが、トラブルも出はじめているので、このまま放っておくのも気持ちが悪かったです。なので思い切って親知らずを抜歯することに決めました。
いつも通っている歯科の先生に相談しました。そしたら「うちの病院では小さいからやってない。昔はしてたけど今はもう歳もとったし引退したんよ。」と言われました。親知らずの抜歯は歯科の治療の中では比較的大きなもので、いろいろなリスクなども伴うので、個人病院などの小さな歯科の場合はしていないところもあるようですね。
なので個人病院ですが先生が何人かいるような、ここよりはもう少し大きな歯科で親知らずの抜歯をしてもらうことにしました。
親知らず抜歯の痛みとその後の経過
私の場合、下側の親知らずが左右両方とも生えていたので、1週間の期間を空けて1本ずつ抜歯してもらいました。
親知らずを抜く時は局所麻酔を使っての治療だったので、歯茎の感覚が麻痺した状態で意外なことに痛みはそれほどには感じませんでした。「はい。抜けましたよ。」と先生に言われた時は、「あれ?もう終わったの?本当に?」と感じたくらいです。また、抜歯の後は糸で縫ってもらいましたが、その痛みも特になかったです。
抜歯した後もしばらくは麻酔が効いていたようで痛みは感じませんでした。麻酔での影響で歯茎や唇に違和感は少しありました。今までしっかりと歯茎に根を生やしていた歯を抜く訳だから、たくさん出血するんじゃないかな?と心配もあったのですが、これも意外なことに、抜歯後しばらくスポンジのようなものを押し当てて止血した後は、それを外しても血が滲み出ることもなく完全に止血されていました。
痛みについては数時間が経って麻酔がきれてからは、少し出はじめましたが、数日間分の内服の痛み止めももらえましたし、それを飲んでいたら日常生活に支障はない程度でした。食事もいつも通りに食べられました。お薬は痛み止めの他に炎症を抑えるための抗生物質も数日間分もらいました。
抜歯した翌日は少し顎周りが腫れているように感じましたが、2日もすれば治りました。周りからは気付かれない程度でした。
でもこれは親知らずの生え方などにもよるみたいで、複雑な生え方をしている場合などは痛みや腫れも出やすいようです。私の場合は右側はきれいに生えきっていたのですが、左側は歯茎に少し埋もれていたので切開をして抜歯してもらいました。なので、右側よりも左側の方が抜歯に負担がかかった分、痛みや腫れも少しばかり強く出て長引いたように思います。
親知らずを抜歯して良かったこと
1.疲れた時の歯の痛みや頭痛の症状がなくなった
親知らずを抜歯してからは以前までのように、夜勤明けで疲れている時などに歯の痛みや頭痛で悩まされることがなくなりました。
やはりこの症状の原因は親知らずにありました。同じような症状で悩んでいる方はもしかすると私のように親知らずが原因なのかもしれませんよ。
2.肩凝りが楽になった
親知らずは斜めに生えてしまったり、私のように、生えていても埋もれてしまった状態のままな場合もあります。そのような場合は歯の噛み合わせが悪くなり、その結果体の歪みにも影響し、肩凝りが出やすくなるようです。
実際に私も親知らずを抜歯してから、何となく肩凝りが楽になったように感じました。
3.顎周りがスッキリとした
劇的に変化したという訳ではありませんが、親知らずを抜くことで顎周りが少しスッキリしたような気がします。また、その影響か笑った時に口角も上がりやすくなったように感じました。親知らずの抜歯には健康面だけでなく、美容面の効果もありました。
4.歯が磨きやすくなった
左右の歯が1本ずつなくなった訳ですから本数的にも歯が磨きやすくなるのは当然ですが、親知らずは1番磨きにくい奥に生えている歯で、尚且つきれいに生えていなくて斜めになっていたり埋もれていたりする場合もありますよね。なので虫歯などのトラブルにも繫がりやすいです。
抜歯することでそのようなトラブルも未然に防ぐことができました。
5.気持ちがスッキリとした
親知らずは現代人にとっては不要な歯とされています。実際に最近の若い人の中では1本も生えていないという人も多いようです。これは食生活の変化に伴い、昨今では固いものをあまり食べなくなったことが影響しているのだとか・・・。
不要とされるいらない歯なので、きれいに抜いてもらうことで気持ちもスッキリとしました!
親知らずの抜歯は(特に女性は)若いうちにしておくのが理想。その理由は?
さて、親知らずを抜歯することでたくさんのメリットが得られた私ですが、「若いうちにしておいて良かった」とも感じています。それには2つの理由があります。
1.年齢が若い時の方が痕の治りが早くリスクが少ない
傷の治りは年齢が若いうちの方が良いですよね。そのため親知らずを抜歯した痕の治りも若い方が早いようです。実際に私も20代後半になったばかりの頃に抜歯したので、割と治りが早く、抜歯後の縫合糸を抜いてもらうための受診の時に、「あれ?もうこんなに治ってる。若いからかな。」と言われました。
傷がなかなか治らないと、感染のリスクも高まるので良くないですよね。
2.(女性の場合)妊娠中は歯のトラブルが起きやすいし、もし起きた場合は治療ができない場合もある
妊娠中は女性ホルモンが増加する関係で、口腔内の虫歯や歯周病の原因となる菌が通常よりも繁殖した状態になります。それに加えてつわりで歯磨きが難しくなることもあります。そのため、口腔内トラブルが起きやすい状況になります。
また、私のように疲れた時に親知らずが痛くなるというような方は、特に要注意です!妊娠中は普段よりも免疫力が低下しているので、常に疲れている時のような体の弱った状態なんです。なので、私ももし親知らずが痛むのは時々だからと放っておいたら、妊娠中ずっと歯の痛みに悩まされていたかもしれません。そう思うとぞっとします。
妊娠中は使えない薬なども多いし、胎児や母体へのリスクを考えると、その時期によっては歯の治療や抜歯などができないこともあります。なので、女性の場合特に年齢の若いうちに親知らずは抜いておくのが理想的かなと思うし、実際に私もそうしておいて良かったです。
まとめ
親知らずを抜歯するのは怖かったし多少躊躇う気持ちもありました。しかし、抜歯することで得られたメリットもたくさんありました。また、若いうちに抜歯しておくことで、その後の治りも早かったし、妊娠中も歯のトラブルなく過ごすことができました。
人によっては親知らずを抜歯することで起こるリスクが大きい場合もあるようなので、一概にいらないものだから抜いた方が良いという訳ではないようですが、迷っている方は一度かかりつけの歯科の先生に相談してみたら良いと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。